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初心者のためのテクニカル分析【保存版】:月足チャートの重要性2
このコンテンツは、過去に行った集中連載をお客様の多数のリクエストにより再掲載したものです。
チャート分析をする上で欠かせないチャートの見方の基礎の基礎ですので、チャート画像は少し古いですが、「チャート分析は初めて」という方など、チャート分析の基礎を知りたい方には大変有効なコンテンツです。
初心者の方は特に熟読されることをオススメします。
その他オススメコンテンツ →買い時・売り時必勝パターン →チャート分析のための指標の見方・使い方
下降トレンドとは
長期下降トレンドの底値圏と天井圏と基調分析の見方を説明いたします。
長期下降トレンドの上昇期間は1年から2年が目安
2001年10月は60ヶ月移動平均線-30%ライン以下で-50%ラインに達し下げ止まっています。この様に下降トレンドは60ヶ月移動平均線-30%ライン以下から-50%ラインを底値位置として下げ止まる動きです。
ここを目安に底入れし反発に転じます。高値圏は60ヶ月移動平均線を上値抵抗線にして天井圏と見る位置です。この様に-50%ラインを底値位置にして、60ヶ月移動平均線を高値の上値目途とする株価の動きを下降トレンドと判断します。
高値圏は60ヶ月移動平均線を上回ることもありますが、高値警戒ゾーンと判断しますが、この前後の位置で6ヶ月移動平均線を下回ったら下降転換したと判断します。
-30%ラインから-50%ラインの範囲で6ヶ月移動平均線を上回ったら上昇転換と見ます。
6ヶ月移動平均線を下回っている間は下降相場継続中で上昇転換したとは見ません。60ヶ月移動平均線が上向きになるまでは下降トレンドは継続中と判断します。
下降トレンドの上昇期間は短く、92年8月から94年11月の約2年2ヶ月、98年1月から99年8月までの1年半が長く、後は1年程度です。この様に下降トレンド株は60ヶ月移動平均線の位置を上値抵抗線とします。
92年の底値から上昇してからの底値反転位置を見ると、98年1月に146円で下げ止まった位置は価格は違うものの60ヶ月移動平均線-50%ラインです。95年7月の下げ止まった位置は60ヶ月移動平均線-30%ラインです。
下降トレンドでは60ヶ月移動平均線-30%ラインから-50%ラインで下げ止まり、下げ止まりから6ヶ月移動平均線を上回ったら上昇転換したと見る基調転換のポイントです。
その後、6ヶ月移動平均線を上回って株価が上昇している期間は上昇基調です。天井圏は60ヶ月移動平均線前後に達したら高値警戒ゾーンと見る位置です。
高値ゾーンの位置で6ヶ月移動平均線を下回ったら下降転換と判断します。下降転換してから6ヶ月移動平均線を下回っている間は下降相場と見る時期です。
93年4月に420円の高値を付けた後、ボックスを続けていましたが、94年12月に6ヶ月移動平均線を下回りました。下降転換したポイントです。 上昇トレンド、下降トレンドの株価の反転ポイントは、この様に見て判断していきます。
月足でトレンド、上昇期間や株価位置、基調が解った上で、週足チャートでどの様に判断しますか。
週足チャートでは、99年以降下降相場が続いています。月足で6ヶ月移動平均線を下回った状態は50週移動平均線は下向きの下降相場です。また下向きの間は、上回った位置が戻り高値になっています。
この様な下降相場の動きは、月足トレンド、株価位置を知らない人は、下げた位置を買ってしまいます。また、上げてきた戻り高値を上昇相場に入ったと見て買ってしまいます。99年以降は下降相場が続いていますが、月足チャートで上昇期間、トレンド判断、株価位置を知っていれば、この位置を「戻り売り場だ・これから下落する」と知ることができます。
週足チャートでも、基調を知ることはできますが、長期で見るトレンドや上昇期間や株価位置を知ることはできません。 この様に、チャート分析の基本は、月足チャートから、上昇トレンド、株価位置、下降転換、下げ余地などを知ることから、投資判断の基本ができるようになります。
月足チャートで見る上昇トレンドの上昇相場・下降相場局面
長期下降トレンドの中の基調と買い場・売り場のポイントと見方
- 「上昇相場」1番(黄色)の局面では、95年7月に下げ止まってから、9月に6ヶ月移動平均線を上回り上昇転換しました。その後、6ヶ月移動平均線を上回り上昇相場に転じて96年7月まで約1年間の上昇相場となっています。
この様に60ヶ月移動平均線-30%ライン以下で6ヶ月移動平均線を上回ってから上回ったポイントから上昇相場と判断します。
上昇相場は約1年続きましたが、高値を見ると96年、99年、2001年と60ヶ月移動平均線前後の位置です。下降トレンドでは60ヶ月移動平均線前後で伸び悩んでいることがわかります。 - 「上昇相場」2番、3番(黄色)の局面でも、6ヶ月移動平均線を上回り上昇相場になっています。
この様に、株価の下げ止まる位置は多少の違いがあっても、トレンドの変化がない間は、概ね、この位置で6ヶ月移動平均線を上回ったことで上昇に転換したと判断します。 - 下降トレンドの上昇基調の天井圏を見ると60ヶ月移動平均線前後の位置です。
この位置を上回ると株価維持の期間が短いことがわかります。この位置を高値圏と認識できた中で、6ヶ月移動平均線を上回っている状態を上昇相場、下回った段階から下降相場に転じたと判断します。 - この様にトレンドの中の上昇相場は、6ヶ月移動平均線を上回った状態から転換したと判断します。このトレンドの中で6ヶ月移動平均線を下回っている状態を下降相場と判断します。
- 「下降相場」の1番、2番、3番(水色)の局面は、株価が60ヶ月移動平均線前後で6ヶ月移動平均線を陰線で下回った状態で判断します。
下回っている間を下降相場と判断して買いはしません。あくまで、株価位置、上昇転換の確認ができるまで待たなければなりません。 - この様に下降トレンドであることを知っても株価位置と基調を理解し、上昇転換を待たなければ買っても株式投資は成功しません。
企業業績の内容も大切ですが、基調、株価位置、基調転換のタイミングが解らなければ株式投資で成功することは難しいということを理解ください。
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初心者のためのテクニカル分析【保存版】:テクニカル分析のルール1
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ルールはシンプル
- テクニカル分析から株価のトレンド(方向性)、動きのパターンを知る。 初心者のためのテクニカル分析
「株価の長期、中期のトレンド」(向かっている方向)と「現在の株価位置」を知ることと「現在の株価位置はどちらの方向」に向いているかという短期の動きです。 - この3つの判断基準を徹底的に理解し 「上がる」「下がる」「天井」「底値」のパターンとポイント、株価(チャート)の動きの読み方を覚える こと。
- さらに重要なことは、 株価分析から動きがわかるようになっても、分析の逆に株価が動いた時、「ロスカット」、利益になったら「利食い」するメンタル面を強くすること です。メンタル面を強化して、損失した時の損切りルールを徹底的に実践することです。損失を最小限に抑えれば利益が出ている株が残り、利益が増えます。今までは利益を出してもロスカットができずに、損失を大きくしたのではないですか。同じ徹は2度踏まないために、さぁ、始めよう!!
第一回は、実践で一番重要な、 メンタル面の強化「ロスカット」「利食い」 について始めます。
・・・まずテクニカル上のポイントを理解しルールを肝にたたき込むことです・・・
テクニカル分析以外では、 上下10%で「損切り」する を、買う時に決めておくでもよし。
テクニカル分析のルール
- ロスカットのルール
<買った場合>前回の安値を下回ったら、底割れと見て損切りする。 初心者のためのテクニカル分析
<売った場合>前回の高値を上回ったら、転換と見て損切りする。
ということを株を売った時に決めておくこと。 - 上昇し利益が上がった株が、前回の高値から伸び悩み目先の安値を下回った利食い売りする。
- 値上がりし評価利益になった株が、急落して買い値に近づいた場合利食い売りする。
- ロスカットを前提にした売買判断では、下げた位置でナンピンは絶対してはいけません。
- ロスカットのルールを決めた後、株価が逆に値上がりしても、買い場が間違っていたと判断して悔やまないこと。買いなおせる判断も身に付けよう。
- 買うと同時にロスカットの基準はチャート上の「フシ」で決めておくことが極めて重要です。
実践1:上昇トレンドの持続と今後のロスカットの基準
- 昨年1月22日に801円で底入れして1月末に913円まで戻してから、小幅反落後、切り返して913円を上抜いた動きで上昇転換したと判断します。
- 3月14日に1037円の高値を付けてから、5月に860円まで下げましたが、1月の801円を下回らないで切り返した動きは下げ止まりとしたら強い、押し目として判断できます。
- 3月14日の高値を付けてから下げ初めて、3月始めの安値を下回り、この期間内のロスカットの基準を下回った。(赤四角)
- 5月の切り返しで5月始めの高値を上抜いたことで、上昇転換と判断します。 また3月14日高値を5月末に上抜いて6月に1141円を付けたことでも上昇指向であると判断できます。
- 7月に966円まで下げたが、切り返し下値を切り上げた動きも上昇指向であると判断できます。 初心者のためのテクニカル分析
- 8月に1151円・9月に1205円と高値を更新している。更新している間は上値指向です。
- 11月の1335円「1番」の高値を12月の1319円「2番」は上抜けずに下回ったことで、弱い動きに転じたと判断します。
- 1月の戻り「3番」が12月の高値を下回り、12月の安値「4番」を今年1月に下回ったことで、3番、4番の動きを見て天井を付けたと判断します。この時点の「ロスカット」の基準は、1番、2番、3番、4番の「フシ」の判断から確認できたと判断します。「3番」が上回れなかったこと、「4番」を下回ったことでロスカットと判断します。
- 「5番」を「6番」が下回ったことで、ロスカットと決断します。
- まだ、投げてない場合の、最終ロスカット目安は「7番」です。ここを下回ったら、将来の下落幅は、大きいものになると判断します。
過去のデータから動きを説明することは誰でもできます。決断は今です。
- 上昇トレンドのローソク足の動きの特徴は、下値を切り上げて、前回の安値を下回りません。
- 上値は、高値更新して下げた後、反発して高値を更新します。値上がりする株は高値更新します。
- 11月高値を抜けずに高値が切り下がり下値も切り下がる動きは天井圏と判断できます。(12月以降の動き)
- 下図のチャートの様に、移動平均線は下値支持線・上値抵抗線として株価の下値目途・上値目途の目安になります。移動平均線を入れた方が判断は解りやすいが、上図のチャートを見てローソク足の「フシ」を覚えることが重要です。
- 下図のチャートの下段に表示しているRCIなどの指標は株価の動きから計算されるので、株価の動き8割・指標2割の比重で分析できる様にしましょう。 初心者のためのテクニカル分析
- 上図のチャートから株価の動きを見てチャート「ロスカット」判断が出来なければ株は勝てません。
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上昇トレンドとは
また多くの人が、日足(目先の動き)の動きのみに一喜一憂しています。これでは、株式分析をしているとは云いません。また投資をしているとも云いません。
目先の動きにとらわれて株を買うことは、投資ではなく「バクチ」です。
もともと、株はローリスク、ハイリターンであります。これも分析次第です。これをハイリスクにしているのはバクチ家自身です。
是非、株式分析の順序である長期トレンドの重要性をマスターして、週足、日足分析の順に分析方法をマスターいただきたいと考えます。
株価のトレンドを知る(月足からトレンドを知ることが最重要)
上昇トレンドとは・・・・
株価の基調を 長期(月足)・中期(週足)・短期(日足) に分けて説明されることがよくあります。 トレンドは長期の株価の動きから判断します。その中で月足チャートで60ヶ月移動平均線の方向性からトレンドの判定をいたします。
60ヶ月移動平均線が上向きの状態で株価が60ヶ月移動平均線を上回って推移している株価の動きを長期上昇トレンドと判定いたします。
また株価の動きの範囲を見る上で分かりやすい様に、60ヶ月移動平均線を上下に+50%から-50%の幅で移動平均線をずらして株価の動きに合わせて表示します。
ずらして表示することで株価を分析する上で、株価位置がより分かりやすくなります。
長期上昇トレンドの底値圏と天井圏と基調分析の見方を説明いたします。
長期上昇トレンドの上昇期間は7年から9年が目安
6752・松下電産の月足チャートでは93年3月に995円で下げ止まってから、95年、98年の下げ止まっている位置は60ヶ月移動平均線前後で下げ止まっています。
この様に上昇トレンドの場合は60ヶ月移動平均線を下値支持線に底値位置として下げ止まることが多く、ここを目安に反発に転じます。
この様に60ヶ月移動平均線を下値支持線にして+50%ラインを上値目途に上昇する株価の動きを上昇トレンドと判断します。60ヶ月移動平均線を下回ることもありますが、この位置で6ヶ月移動平均線を上回ったら上昇転換したと判断します。
基調の中で6ヶ月移動平均線を下回っている間は下降相場で上昇転換したとは見ません。このライン(下値支持線)を下回ると上昇相場は終わった時です。2001年5月に60ヶ月移動平均線を下回ったので、長期上昇相場は終わったと判断します。
この高値圏の位置で6ヶ月移動平均線を下回ったら下降転換です。下降転換してから6ヶ月移動平均線を下回っている間は下降相場と見る状態です。
2000年3月に3320円の高値を付けた後、ボックスを続けていましたが、2000年12月に6ヶ月移動平均線を下回りました。下降転換してから6ヶ月移動平均線下回った状態が2001年11月まで続きました。
10月の1398円で下げ止まったことになり、12月から6ヶ月移動平均線を上回ったことで、上昇転換したと判断できる状態です。
月足でトレンド、上昇期間や株価位置、基調が解った上で、週足チャートでどの様に判断しますか。
この様な下降転換の下落を、月足トレンド、株価位置を知らない人は、「押し目だ・買い場だ」と下げた位置を買ってしまいます。
2001年以降は下降相場が続いていますが、月足チャートで上昇期間、トレンド判断、株価位置を知っていれば、この位置を「売り場だ・これから暴落する」と知ることができたはずです。 週足チャートでも、基調を知ることはできますが、長期で見るトレンドや上昇期間や株価位置を知ることはできません。
初心者のためのテクニカル分析【保存版】:下値支持線・上値抵抗線を知る1
このコンテンツは、過去に行った集中連載をお客様の多数のリクエストにより再掲載したものです。
チャート分析をする上で欠かせないチャートの見方の基礎の基礎ですので、チャート画像は少し古いですが、「チャート分析は初めて」という方など、チャート分析の基礎を知りたい方には大変有効なコンテンツです。
初心者の方は特に熟読されることをオススメします。
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上昇相場の下値支持線・上値抵抗線
第1カリキュラムで、「ロスカット」を覚えていただいたと思います。
第2カリキュラムでもトレンド・基調・株価位置を知ったことと思います。
投資判断に100%は無いかも知れないが。さらに上値抵抗線や下値支持線を「利食い」「ロスカット」基準として理解し応用すれば、投資判断の決断は磨かれたことと自信を持ってください。
チャート別(月足・週足・日足)下値支持線・上値抵抗線を知る
- 下値支持線とは、この線まで下げると、株価は下げ止まることが多いので、目安にできるラインを下値支持線と云います。
- 上値抵抗線とは、この位置まで値上がりすると高値になり上値が伸び悩む位置があり、この位置から下げ始めます。
心理的な面からの場合もありますが、株価の天井圏、高値圏、戻り限界を見るラインを云います。
上昇トレンドから
月足チャート(長期)
- 月足チャートでは、長期の支持線より、60ヶ月移動平均線をずらした線(カイリ)で株価位置を判断することの方が分かりやすい。
- また36ヶ月移動平均線、6ヶ月移動平均線を下値支持線として使います。
- 超長期で見る人は、120ヶ月移動平均線(10年平均)を使う人もいます。
- 60ヶ月移動平均線、60ヶ月移動平均線をずらした線(カイリ)が分かりやすいと思います。
- 36ヶ月移動平均線、24ヶ月移動平均線、6ヶ月移動平均線を使います。
- 超長期では120ヶ月移動平均線を使う人もいます。
上昇トレンドの場合
- 長期トレンドでは、業績面で黒字を維持していることからできるトレンドのため、「60ヶ月移動平均線」を下値支持線とします。また減収したりした時でも「60ヶ月移動平均線-30%ライン」です。
- 基調が上昇に転換した後は、6ヶ月移動平均線を下値支持線にします。基調の中で下ブレした時は、「36ヶ月移動平均線」を支持線にします。
- 上昇トレンドの場合の上値抵抗線は、青空天井の株も多くあります。60ヶ月移動平均線から+50%ラインの幅で収まらない時の、上昇トレンドの場合の上値抵抗線は、ある意味で高値限界値を知る。ということと重なる場合があります。よって上値抵抗線がある場合と、心理的な上値抵抗線を求める場合があるということを知ってください。青空天井を形成する段階では下値支持線割れこと態が心理的上値抵抗線とヒネるか、併用して考える場合があるということで、強い基調の上昇トレンドでは、下値支持線を併用して上値抵抗線を求めます。
- 上昇トレンドでは、60ヶ月移動平均線から -30%ラインが下値支持線になるが、上値抵抗線は60ヶ月移動平均線+40%から+100%ラインまで、個別株の人気や材料により高値圏の形成範囲は幅があります。この様な株価位置まで上昇すると6ヶ月移動平均線、36ヶ月移動平均線の下値支持線を下回らない間は上昇を続けると基調持続の判断をします。この場合は下値支持線を下割れたら下降転換と同様に判断基準にします。
週足チャート(中期)
- 上昇相場では上値抵抗線というよりは、26週カイリ率で+25%を目安に高値を付ける習性があります。心理的に売りたくなる高値ゾーンは26週移動平均線から+25%以上値上がりした(カイリ度)離れを心理的に上値抵抗線と見ます。
- 週足チャートでは中期の下値支持線として、50週移動平均線、上昇基調の中では26週移動平均線を下値支持線として見ます。下回った時は下降転換ですが、下値からの値上がり幅と株価位置を見ながら判断することが解りやすい。
- 強い上昇相場では、下値支持線は切り上がり、13週移動平均線を下回らずに上昇する株があります。その様な強い相場では、13週移動平均線を下値支持線に置き換えてみます。強い相場が弱まった時は13週移動平均線を下回り、26週移動平均線まで下げることがあります。この様に強い相場が続いた株が、26週移動平均線まで下落した場合は、下値支持線割れの下降転換と見た方が安全です。
日足チャート(短期)
- 上昇相場では上値抵抗線というよりは、心理的な高値圏を云います。75日カイリ率で+25%を目安に高値を付ける習性があります。それ以上になることも多くあります。心理的に売りたくなる高値ゾーンは75日移動平均線から+25%以上値上がりした(カイリ度)離れを心理的に上値抵抗線と見ます。
- 日足チャートの中期の支持線は200日移動平均線を一番下の下値支持線に位置づけますが、上昇相場では75日移動平均線を通常の下値支持線にして見ます。相場が強まった時は25日移動平均線を下値支持線として使います。人によっては、65日移動平均線、22日移動平均線を使う人もおりますが、基準を変えない点においては、中期、短期線の日数は人により異なりますが、基準を持つことが重要で、日数の違いは、さほど問題になりません。
月足チャートで見る長期の下値支持線を知る
(月足トレンドの中の下値支持線を知ることは重要)
上昇トレンドの下値支持線とは・・・・
株価の基調を長期(月足)・中期(週足)・短期(日足)に分けて説明されることがよくあります。
上昇トレンドは60ヶ月移動平均線の方向性が上向きの状態です。60ヶ月移動平均線を上回って推移している株価の動きを長期上昇トレンドと判定し、下値支持線に位置づけます。60ヶ月移動平均線+50%ラインを上値抵抗線(天井圏)と位置づけします。上回ることもありますが、6ヶ月移動平均線(下値支持線)と株価の動きに合わせてピークを判断していきます。
FXのテクニカル分析は意味ない?初心者のためのトレード基礎講座
FXのテクニカル分析とファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析とは?
金融政策や要人発言、経済状況など その国の状況や将来性から今後の値動きを予想する分析方法 です。
テクニカル分析とは?
チャートで 過去の値動きを確認し将来の値動きを予想する分析方法 です。
FXのテクニカル分析は意味ない?
結論から言うと、テクニカル分析がトレードにおいて 意味がないということはありません 。
テクニカル分析と相性の良いローソク足とは?
ローソク足とは 一定期間の値動きを視覚的に表したもの です。
ローソク足の見方
なぜかというと、 期間が長い時間足の方がトレンドを掌握しやすく 、スキャルピングなどの短期トレードでない限り、トレンドに乗った取引の方が有利だからです。
ローソク足を使ったチャート分析方法とは?
- 酒田五法(さかたごほう)
- ダウ理論
酒田五法の基本形
三山(さんざん)
三川(さんせん)
三空(さんくう)
三兵(さんぺい)
三法(さんぽう)
ダウ理論の6つの基本法則
6つの基本法則
①平均はすべての事象を織り込む
②トレンドには3種類ある
③主要トレンドは3段階からなる
④平均は相互に確認されなければならない
⑤トレンドは出来高でも確認されなければならない
⑥トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する
①平均はすべての事象を織り込む
経済指標や景気指数、自然災害などポジティブなニュースもネガティブなニュースも 全てはチャートに織り込まれている という考え方です。
②トレンドには3種類ある
ダウ理論ではトレンドを、1年~数年間という長期間続く 主要トレンド 、3週間~3ヶ月の中期間続く 二次トレンド 、3週間未満という短期間続く 小トレンド の3つに分けています。
③主要トレンドは3段階からなる
主要トレンドは 先行期、追随期、利食期 に分かれます。
先行期
追随期
利食期(りぐいき)
④平均は相互に確認されなければならない
複数の平均的な指標が存在する場合、 相互に同じトレンドが確認できなければ明らかなトレンドとして捉えることはできない という考え方です。
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