一目均衡表の「雲」って理解が難しい…詳しい見所と売買への活用方法とは?
一目均衡表でいう「雲」とは、先行スパン1と先行スパン2の範囲のことです。
チャート上のピンクの線は先行スパン1であり、ピンクの破線が先行スパン2になります。
先行スパン1・2の範囲を雲と呼び、トレードに活用できるのです。
- 雲を利用してトレンドを分析する スパンモデルのトレード手法と雲
- 雲とローソク足の位置を見て売買シグナルを見つける
- 雲はレジスタンスライン・サポートラインの役割を持つ
1-1. 活用法① スパンモデルのトレード手法と雲 雲を利用してトレンドを分析する
分析方法は簡単です。 スパンモデルのトレード手法と雲
雲よりもローソク足が上であれば上昇トレンド、下であれば下降トレンドと判断します。
チャートを見てみると、ローソク足は雲の上で推移しているのが分かりますね。
そのため上昇トレンドであると考えられるのです。
1-2. 活用法② 雲とローソク足の位置を見て売買シグナルを見つける
上記の通り、ローソク足が雲より上であれば上昇トレンドで、下であれば下降トレンドです。
ローソク足が雲をブレイクすれば、ローソク足と雲の位置関係は切り替わるので、トレンド転換すると考えられます。
トレンド転換するタイミングでエントリーできれば、大きな値幅を狙うのが可能。
したがって雲のブレイクが売買ポイントとなるのです。
実際のチャートを見てみましょう。
ローソク足は下から上へ雲をブレイクしているのが分かりますね。
1-3. 活用法③ 雲はレジスタンスライン・サポートラインの役割を持つ
水平線やトレンドラインと同様、レジスタンスラインの場合はそれ以上の価格上昇を妨げ、サポートラインなら価格下落を妨げます。
チャート上で確認できる雲は、レジスタンスラインとして意識されています。
ローソク足の動きを観察すると、雲の直下で反発を繰り返しているのが分かるでしょう。
加えて、 雲を見る時は厚さにも注目してください。
雲の厚さはレジスタンスライン・サポートラインの強さを示します。
1-4. 注意!雲のねじれはトレンドが安定していないサイン
雲のねじれとは、先行スパン1と先行スパン2が交差することです。
チャートを見ると、先行スパン1(ピンクの線)と先行スパン2(ピンクの破線)が交わっているところを確認できるでしょう。
この交差するところを、 雲のねじれ と呼びます。
雲のねじれは、トレンドが不安定であるサインなので注意してください。
上のチャートでも、雲がねじれているところを2か所確認できますね。
トレンドが不安定になれば、それまで続いていたトレンドは終わり、トレンドの方向が切り替わるのを想定されるのです。
スパンモデルとMACDを使って再現性の高いスキャルピングを検証
メニューバーにある「挿入」をクリックし、「インジケーター」→「トレンド」とマウスで選択し最後に「Ichimoku Kinkou Hyou」をクリックします↓
一目均衡表のパラメーター設定(9、26、52)を確認し最後にOKをクリックします↓
色の設定タブをクリックし、画像と同じ色に設定します↓
次にMACDを同じチャートにインストールします。
メニューバーにある「挿入」をクリックし、「インジケーター」→「トレンド」とマウスで選択し最後に「MACD」をクリックします↓
下記画像のようなチャートになれば完成です↓
スパンモデルとMACDのトレード手法
ロング(買い)のエントリー条件 スパンモデルの色が青&遅行線がローソク足よりも上で推移 していることを5分足と15分足チャートで確認し、どちらか一方だけだとエントリーは見送りです。(*さらに1時間足も同じ条件だと精度があがりますので状況によってロットを通常以上に上げることも検討できます。) スパンモデルのトレード手法と雲
どちらとも上の条件に当てはまるようであれば、次は 1分足でMACDがゴールデンクロスしたタイミングでエントリー です。
5分足、15分足チャートが下記の状態であることを確認します↓
MACDのゴールデンクロスが下記画像になります↓
ショート(売り)のエントリー条件 スパンモデルの色が赤&遅行線がローソク足よりも下で推移 していることを5分足と15分足チャートで確認し、どちらか一方だけだとエントリーは見送りです。(*こちらも1時間足も同じ条件だと精度があがりますのでロット調整などを必要に応じて行うのもアリです!)
どちらとも上の条件に当てはまるようであれば、次は 1分足でMACDがデッドクロスしたタイミングでエントリー です。
MACDのデッドクロスが下記画像になります↓
ただ、これだと 損切幅が大きくなったり、せっかく乗った利益を逃したり悔しい思いをすることがあります。 それを防ぐ方法として利確や損切幅を予め通貨ごとに決めておくといいです。現在のような夏枯れ相場の場合は利確幅と損切幅を小さくしたり、またポンド系の通貨の場合はその他通貨ペアの倍程度に設定しておくのも一つの方法です。
気になるのはトレード回数ですが、一概にも言えませんが相場状況にもより 6通貨ペア表示させると1時間に1~3回のチャンス が訪れると思ってください。
スパンモデル&MACD手法を検証&まとめ
上記で説明したエントリー&決済条件をEA化し、2018年のデータを元に検証した結果が下記になります↓
PF1.10と損失よりも利益が多く、この手法が有効なことが分かります。
(PF1.0が利益と損失がイコールとなるます。)
勝率は約55%と悪いですが、裁量を加えることで損失を回避し勝率も高めることができます。 おそらく裁量だとPFに換算すると1.5~1.6くらいまで伸びるかと思います。
【検証】マーフィーの最強スパンモデルFXプレミアム
ロスカットの極意とは?
スパンモデルのエントリー決済3っのポイントとは?
小さな利益をコツコツ稼ぐ手法とは?
大きく稼げる相場の途中乗車エントリーの方法とは?
マーフィー氏が最も信頼する売買シグナルとは?
FXトレードの禁止行為とは?
【特典】
”マーフィーの実践コーティング”へも参加可能 です
スパンモデルFXを購入すると、 マーフィー氏専用のメルマガ や
シグナル配信 を 1ヶ月無料 で参加出来ます
スパンモデルとスーパーボリンジャーとは?
【スパンモデル】
※雲の色が 赤 が売りゾーン、 青 が買いゾーンです
【スーパーボリンジャー】
スパンモデルもスーパーボリンジャーも
チャートを一目見ただけで売買ポイントが明瞭
マーフィー氏の独自のロジック により
更に的確な売買ポイントを見極めることが可能 です
簡単すぎる!と叫んだ売買ルールとは?
ちなみに、 マーフィー さんは柾木利彦さんという投資歴28年の大ベテラン。
本教材で紹介されているスパンモデルやスーパーボリンジャーの他
アクティベートチャート分析などを確率しております。
マーフィー推奨の最強のチャートとは?
スパンモデルとスーパーボリンジャーを
同時に表示させて使うことです
5分もあれば出来ます
単品で使うよりも遥かに売買ポイントが明瞭です
尚、 エントリー は”スパンモデルのエントリーポイントを参照にせよと”なっておりますが
この辺は、 ボリバン±2α あたりに注目しても良いと思います
リアル検証トレードの結果
雲をやや大きく超えましたが、ボリバン+2α辺で +34pips獲得
スパンモデルFXの評価について
評価 98点
私が購入したのは” プレミアム ”の方なので、過去のバージョンの物は知りませんが
また、 インジケーターの付属により面倒な設定は必要ありません
先にもご紹介した様に、 「マーフィーの実践コーティング」 を1ヶ月無料で体験出来ます▼
スパンモデルとは?見方と売買サインの見極め
スパンモデルのトレード手法と雲
DMM.com証券のチャート画面でスパンモデルを表示しています。
一目均衡表を利用されている方は、あまり違和感なく見る事が出来るかもしれません。
さらに、一目均衡表よりもラインの本数自体は少ないので、ゴチャゴチャしている感じも少ないと言えます。
スパンAとスパンBで囲われている部分は塗りつぶされており、一目均衡表にもある「雲」になります。
雲はゾーンと言われ、一般的に赤いゾーンをレジスタンスゾーン、青いゾーンをサポートゾーンと言うようになっています。
FXでトレンドラインなどを引かれたりされる方は、サポートやレジスタンスと聞くとすぐに分かると思います。
サポートゾーンはローソク足をしたから支えているような形ですので、買い優勢の時と言えます。
反対に、レジスタンスゾーンではローソク足を上から抑えているような形になり、売り優勢の時と判断出来ます。
スパンモデルの売買サイン
同じチャート画面で、有効な売買サインが出ている場面となるのは、赤丸で囲まれている部分と言えます。
- 1.スパンAがスパンBを下から抜けているポイントが買いサイン
- 2.スパンAがスパンBを上から抜けているポイントが売りサイン
遅行スパンを合わせるとダマシを少なく出来る
売買サインの図に、遅行スパンがローソク足に下からクロスしたところを付け加えました。
下から遅行スパンがつき抜けていくことを「陽転」と言い、ちょうど赤丸の売買サインが出ている相場が、26日前である過去の相場より強い相場であると、遅行スパンによって分かるようになっています。
FXトレード研究会(FTK) | 実力派トレーダー集団が運営するFXブログ
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マーフィーのFX投資術【検証と管理人評価】
販売元:エフピーネット株式会社 松島修 征木利彦(マーフィー)
12年販売されているマーフィーのFX投資術
今回検証レビューする商材は、2008年から販売されている、
「マーフィーのFX投資術」という商材です。
販売当初は
「マーフィーの最強スパンモデルFX投資術」
という名で販売されていました。
マーフィーこと柾木利彦氏は、三和銀行(現三菱UFJ銀行)で、
ドル円チーフディーラーを勤めていたという経歴を持つトレーダーです。
ランディングページでは、“FX歴”30年以上と謳われていますが、
日本で初めてFXというサービスが開始されたのは1998年になりますので、
厳密には“FX歴30年”ではなく、“為替歴30年”が適切な表現かと思います。
現在のランディングページが、いつ公開された文面なのかはわかりませんが、
少なくとも2020年現在から遡っても30年前は1990年となり、
日本では一部の金融機関のみが為替取引を行うことが認められていた時代です。
当時はまだインターネットもほとんど普及しておらず、 スパンモデルのトレード手法と雲
FXも存在していなかったので、為替市場規模は
現在とは大きく違っていたことでしょう。
「30年以上前から利益を安定して上げていく方法は変わっていない」
それならば、征木利彦氏がどれほどの財を成しえてきたのか
というのが気になるところですが、
この商材のランディングページでは、
「いくら稼いだ」とか「利回り〇〇%」などといった
実績に関しての言及は一切触れられていません。
トレードノウハウを有料で販売しているからには、
その実績は気になるところですが、 スパンモデルのトレード手法と雲
ノウハウの中身の方を検証していきたいと思います。
国内証券会社のほとんどが採用したインジケーター
・スパンモデル
・スーパーボリンジャー
これらは、征木利彦(マーフィー)氏が考案したインジケーターで、
多くの国内証券会社の取引ツールに標準搭載される程、
定番となっているツールになります。
この2つのツールをベースに長期に渡って
FX業界で活躍されているため、
征木利彦(マーフィー)氏の名前が広く知れ渡るようになりました。
現在もとても多くの方が征木利彦(マーフィー)氏のインジケーターを
利用しており、引き続きファンが多いのも特徴です。
なお、征木利彦(マーフィー)氏が考案したといっても、
スパンモデルに関しては、一目均衡表をアレンジしたもので、
スーパーボリンジャーは、ボリンジャーバンドをアレンジしたものになります。
スパンモデルは、一目均衡表の基準線と転換線を非表示にし、
遅行線を26日前から21日前にずらし、
「雲」を現在値のところに表示したものになります。
なお、一目均衡表のインジケーターについては、
こちらの記事でも詳しく触れていますので、
ご存じない方はこちらもご覧ください。
ボリンジャーバンドは非常に定番のインジケーターで、
当ブログでも一目均衡表同様にまとめていますので、
ぜひこちらもご覧ください。
マーフィーのFX投資術は、8つポイントをチェックするシンプルなロジック
マーフィーのFX投資術では、2つのインジケーターを使って、
レンジ相場とトレンド相場を判断し、
売買方向を定めエントリーを行うという流れになっています。
「赤の雲」の出現時は、売り相場
「緑の雲」の出現時は、買い相場
「雲」をサポレジにするといったイメージです。
これらは一目均衡表の代表的な活用法の一つですね。
スーパーボリンジャーは、スパンモデルでの
売買のフィルタリングとして使用します。
スパンモデルだけでは読み取れない、
大きなトレンドの発生状況や、そのトレンドの強弱を
遅行線とローソク足の位置関係により判断し
トレード精度を上げるといったものとなっているようです。
こちらも一般的なボリンジャーバンドの活用方法と
ほとんど同じようなものとなっており、
今や目新しいといえるものではありません。
一目均衡表を軸とした王道手法
マーフィーのFX投資術は、FXでは非常に支持の高い、
一目均衡表を軸とした順張りトレード手法となっており、
そういった背景からノウハウの優位性は感じられます。
しかし冒頭でも解説した通り、
このノウハウによって得られるリターン、 スパンモデルのトレード手法と雲
つまり実績についての説明が全くされていないことには、
決して安くはない費用を支払う気には中々なれないですよね。
しいて取り上げれば、ランディングページ内で
「この手法でどれくらい稼げるのか?」といった解説で、
「あなたが欲しい金額」といった記載があります。
FXトレードですので、当然利益は資金の大小によります。
資金が多ければ、枚数が張れますので、
その分利益も大きくすることができます。
ただ、できればこの手法でどのくらいの勝率が得られるなど、
その手法の優位性については、もう少し説明があっても
いいのではないかなと考えています。
ちなみに価格は5万円です。
5,000円の文字が見えますが、残念ながら分割なので、
その点は気をつけてください。
30年以上勝ち続けられてきたという人物が、
その手法をこのような販売手段で今公開するということに、
元証券ディーラーというキャリアや実績に胡散臭さを感じてしまう
というのが私の感想です。
しかし一目均衡表をベースとしたトレード手法は、
多くのトレーダーから支持されているようなので、
その辺の勉強をしたいという人であれば、
征木利彦(マーフィー)氏はこの商材の他にも、書籍を2つ出しておりますので、
最初はそちらに目を通してみてもよいかもしれません。
そして、その内容に優位性を感じることができ、
そしてこの商材の特典に興味があるのであれば、
購入するといった感じでよいと思います。
引き続き、FXトレード研究会(FTK)で取り上げてほしい
題材(テーマ)などのリクエストも受け付けておりますので
お気軽にいつでもお問い合わせください。
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